シャルムーンデイとバースデイ

◆リオの日記より抜粋◆

最近少し、低速気味なんだけど。
それでも忘れずにいてもらえるのは有り難いなぁと思う。
チョコをくれたり、ベスプレに誘ってくれたり、誕生日を祝ってもらえたり。
本当にありがとう。
顔出しももっと頑張らないとなー
だってほら、折角こんないい友達がいるのに遊ばないなんて勿体ないじゃん？
俺はもっと、みんなと毎日を楽しみたい。
遠い世界で吹いた風にも、感謝を。


◆同じくレナの日記より◆

思ったよりも沢山の人にお祝いしてもらえて、びっくりしたの。
私には過ぎた幸せな気がして、ちょっとだけ戸惑ってしまうけれど…
それでもやっぱり、嬉しかった。
いつか、もうちょっとだけ…歩み寄っても良いですか、なんて。
柄にもないことを思ってしまうくらいに。
ありがとうと大好きが、みんなに届きますように。

「どどどどうしようどうしよう！」
「なにがよ？」
「誕生日、祝ってもらっちゃった…！」
「そりゃオメデトウ。…でも前にも祝ってもらってたでしょー」
「前のはリオのついでみたいな感じだったもん」
「そうかぁ？」
「そーだよ！いつでもどこでもリオばっかで、私ほったらかされてばっかだもん！」
「背後に言ってよ……」
「でも今回は、ちゃんと『私の友達』が祝ってくれたんだよ！」
「ヨカッタネ」
「嬉しすぎてどうしよう！なんて言えばいい？どんな顔したらいい？」
「笑顔で『ありがとう♪』って言いなさいな」
「ありがとう！」
「顔ひきつってんぞ」
「だって！…嬉しいけど、なんか、いいのかなって…」
「なんでよ。好意は有り難く頂戴しとけって」
「だって前日にチョコ渡したから…催促しちゃったみたいで」
「…催促したの？」
「違うよ！蹴るよ！？」
「あ、いや…まぁ、イベント後が誕生日だと、やりづらいのはあるよな」
「リオは誰かにあげなかったの？」
「……まぁ、一人だけ」
「ふぅん？誰よ？」
「いいじゃん、別に」
「……女の子？」
「…………男」
「…まぁいいけど。ＥＢはリオのが影薄いよね」
「ほっとけ。…ちょっと、疲れたの。色々と」
「？」
「暫く大人しくしてっから、今のうちに存分にはしゃいでなさいな」
「はーい♪」
「ところで俺にはチョコ無いの？」
「…………あ」


……というやり取りが発生。
レナはいつもリオの陰に隠れてしまっていて、まともに動いたのはＥＢが初めてなんです。
勝手に動くし、なに考えてるかいまいち解らないから、どうにも動かし難くて。
ずっと不憫に思っていたのですが、ＥＢではこうして沢山の人に祝ってもらえて、幸せそうです。

リオやレナに関わってくださる皆様へ。
いつも本当にありがとうございます。
気が向けば是非、これからも構ってやって下さい！